足にはあなたの人生がつまっているので、ヨガマットの上では裸足で自分と向きあってみて。
足の小指のことを思い出すのは、どこかの角にぶつけた時くらいでしょう?
そんな足の小指は、あなたが立ち上がるときにとても重要な役割を果たしているんですよね。という話をよくします。
足には3つのアーチがあって、親指とかかと・小指とかかと、小指と親指。それぞれを点で結んだところにアーチがかかっています。
あなたがカメラの三脚のようにどっしりとブレずに立てるようにと、小さな小指も頑張っています。その頑張っている小指を眺めたりさわるところからヨガが始まります。
もしかして、指が曲がったり、ウオノメやタコなど皮膚が固くなっていないですか?
もし、そうならあなたはとても我慢強くて、他の人にも調子を合わせて過ごしていることが多いかもしれませんね。
足に合わない靴を履いている方の中には、自分が無理をしていることに気がつかなくなってしまって、「休みが必要な自分」をゆるしてあげられなくなり、目をそらしてしまう傾向があります。そういう人のことを「頑張り屋さん」と言います。
まずは、足の小指を触りながら体をねぎらう時間をとってみましょう。
ゆっくりため息つく時間があってもいいじゃない?
外に行かないで、部屋で泣いてもいいんじゃない?
合わない靴を履く努力をやめませんか?
(息苦しい動き方をやめませんか。)
ぎゅっと靴に押し込められてカタチが変わりつつある足も、触って指を伸ばしていくと温かさを取り戻しますよ。
ヨガで動いて、ぎゅっと硬くなった体がゆるゆるにほぐれると、深呼吸しやすくなって、呼吸で体が癒されていくようにまります。
「space kuu 空」のレッスンでは、何にも努力しない時間をすごしてみてください。
何者かになろうと努力をやめた時の、体の楽さに気づいたら、あなたの目的地へ向かう足取りがとても軽やかに導かれていきますように。